魔女の宅急便

このあいだの休日、二歳の娘と魔女の宅急便を観ていました。


僕は仕込みをしながらの流し見。


パーティーの招待状をもらったキキがパン屋の


オソノさんに話しているシーンで


ヴァイオリンの音が聴こえてきます。


あまりに小さい音でしたが、聞き逃せなかったのでそのシーンを見返してみました。




オソノさんが編み物をしながら座っている部屋のテレビで指揮者とヴァイオリニストが映っています。


曲はおそらくバッハのヴァイオリン協奏曲 No.2 の第3楽章 E majar BWV1042。




なるほど、部屋のBGMだから小さい音なのか。


それに物語の最後に産まれてくるオソノさんの赤ちゃんはおなかの中でバッハを聴いていた設定なんですね。


そこからわかるのは宮崎駿さんが選んだ胎教音楽はバッハのヴァイオリン協奏曲ということ。


10年以上ぶりに魔女の宅急便を観た休日。


名作は見直す度に新たな発見がありますね~。



そういえばTVのドキュメンタリーを観ると、宮崎駿さんは仕事中、いつもクラシックを流されています。


魔女の宅急便を制作している時はこの曲を流していたのかなぁ~、なんて妄想しながらバッハのヴァイオリン協奏曲を聴いてみる。


あれ、営業中なのに僕ってば暇?

京都メロウ ~金魚のこいびと~

街でポスターをみかけた方もいらっしゃるかもしれません。



京都メロウ ~金魚のこいびと~


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11月9日(金)よりイオンシネマ京都桂川にて公開されます。


http://kingyolover.com



監督はミュージシャンでもあり生粋の京女でもある土山久美子さん。


京都人の視点から日常の京都を美しく映したこの映画。ストーリーは非日常です。(笑)






実はこちらの映画に移転前のヴィオロンが出てきます。


エキストラとして店主も少しだけ映ってるかも?


映画館の大画面で、移転前のヴィオロンと緊張しいな店主がいつもにも増して緊張している姿を観て、ニヤニヤしていただけたら幸いです。





金魚の赤いワンピースが、京都の景色に映えますね~。

ブレンド珈琲

もう10年以上前の事。


九州を旅していた時に立ち寄った黒澤明記念館で、


黒澤ブレンドという珈琲に出会いました。


黒澤さんが毎朝飲んだブレンドらしい。


飲みましたよ。 もちろん…。


ただ一般向けに薄く淹れられた珈琲だったので、


よくわからなかったけれど…。




それから数年後、NHKの「グレーテルのかまど」という番組で、黒澤ブレンドの配合が紹介されていました。

ブラジル
コロンビア
ペルー
ハイマウンテン
ロブスター
を同じ量でブレンド


濃くて酸っぱい珈琲が好きだった黒澤さんの為に、


奥さんが出入りの珈琲屋さんと相談して出来たブレンドらしい。


僕は黒澤映画が大好きなので、


黒澤さんは珈琲の趣味まで好きだわ~。


なんてミーハーな事を思ったものです。





移転後のヴィオロンでは、珈琲がブレンド珈琲のみになりました。


ブレンド珈琲には店主その人が出ます。


大袈裟にいうならば、ブレンドを飲めばそのお店のやろうとしている事がわかるのです。




新しいヴィオロンではブレンド珈琲の試行錯誤を重ね、日々進化させています。



味は一期一会ですが、その珈琲との出会いを楽しんで頂けたら幸いです。




高校生の頃、「探偵物語」というドラマが再放送されていました。
松田優作さんが演じる 探偵 工藤ちゃん。
カッコいいってゆうのはこうゆうことだと、夢中になって観ていたのを思い出します。

工藤ちゃんの真似をして、珈琲飲んでから行くわ、とよく言っていたあの頃。

思えば 工藤ちゃん = 珈琲 = カッコいい という刷り込みが、未来を選ぶ時に影響したはず。

ミーハーですみません。


最終回で、柄本明さん扮する珈琲屋のマスターに松田優作が珈琲豆のブレンドを注文します。

キリマンジャロ : 2
モカ : 1
ブルーマウンテン : 3

この比率でブレンドを作れば気分は工藤ちゃん。

お知らせ

誠に勝手ながら、今後の毎週木曜日は開店時間が18:00~になります。


木曜日の早い時間にお越し頂いた方、どうもすみません。


他の曜日は変わらず17:00~です。


皆様のご来店をお待ちしています。