Beetoven Piano Concerto No.4
曲の始まりから感情が溢れ出て、そのままどっぷり浸かるような感覚。
きれいで、せつなくて、内面的。 そして幸福感が漂っている。
そんな音楽。
ピアノ協奏曲は5番が有名ですが、
この4番には、恋愛中だったベートーヴェンの感情がストレートに出ています。
この曲と、同時期に作曲された“ヴァイオリン協奏曲”を
僕は勝手に、「ベートーヴェンの恋文」だと解釈しています。
(献呈したのはハプスブルグ家の貴族であり、軍人のルドルフ大公。
だからか軍隊のマーチっぽいテンポのシーンがあります。)
こんなにも魅惑的で、ロマンチック。
恋人を想って作曲したと考えるのが自然ではないでしょうか。
たとえ献呈した相手が違っても。
恋文といえば80年代の映画「恋文」。
あんなラブレターは初めて。
衝撃でした。
(ショウケンと倍賞美津子さんが最高です。)
Beethoven Piano Concerto n. 4 - I mvt. - Wilhelm Backhaus (Piano) [1 of 2]