Pavane
「人は逢えば逢うほど好きになる。」
色彩の勉強をしていた頃に、教えていただいていた
カラーリストの先生がおっしゃっていました。
(色は色でも色恋の話ですが。)
ラヴェルの“亡き王女のためのパヴァ―ヌ”は、
彼が美術館で観た一枚の絵画に触発されて作曲したといわれています。
(たしかルーヴル美術館にあるスペインの王女の絵だったとおもいます。
間違えていたらごめんなさい。)
ラヴェルはこの絵画に何度も逢いに行ったのか。
それともただ一度の出逢いで、時間を忘れて見惚れていたのだろうか。
そんな事を考えながら、この曲を聴いていました。
(随分前に、千住真理子さんの演奏で聴いたパヴァ―ヌが美しくて、
それからこの曲が好きになりました。)
のちに記憶障害になったラヴェルは、この曲を聴いて
「綺麗な曲ですね。」と言ったそう。
自分が作曲したとも知らずに。
Sviatoslav Richter plays Ravel "Pavane"