From the New World

交響曲第9番 〜新世界から〜


作曲はもちろん ドヴォルザーク




学生時代に卒業論文を書きながら、何度も流し続けていた曲。


理由は単純。 


論文のテーマだった黒澤明監督が、「七人の侍」を制作中に聴いていた曲だから。


新世界からの音楽。 それは、冒険の音楽。





僕の過ごした小学校でも、下校の時間を告げる曲として第2楽章の“家路”が流れていました。


帰る時間を告げる音楽。 それは、郷愁の音楽。




「遠き山に日が落ちて」のフレーズで有名なので、


「クラシックなんて。」って言っている方にも、この音楽は伝わるでしょう。




ヨーロッパで大成功を収めていたドヴォルザークアメリカに渡り、


その様々な刺激から生まれた音楽がこの交響曲ならば、


その後田舎でバカンスをとりながら、


リラックスして描いたのが、弦楽四重奏曲アメリカ”。


さらにホームシックにかかって郷愁の念が強い中で生まれたのがチェロ協奏曲。


この3つの曲を聴くと、何だか懐かしい気持ちになってリラックスできるのは、


ドヴォルザークの気持ちに共感できるからかもしれません。