ワインの飲み頃 その2
「ワインの飲み頃を決めるのはお客様である」
それが前回の答え。
美味しいと感じる味わいの幅は人それぞれ。
渋みの印象的な若くて力強いワインが好きな方もいれば、
穏やかで、エレガントな酸味のワインが好みな方もいます。
渋みを拒絶する人には、うまみのある渋みは理解できないでしょう。
(苦みのある珈琲や、渋みが特徴のダージリンでも同じではないでしょうか。
拒絶すると、そこから先の世界は見えなくなりますね。)
酸っぱい!!!
といって目の前でギャルソンを睨んだ友人のワインが、
あなたにはとても美味しく感じられたとしても、不思議ではないのです。
だからこそ、目の前のワインの飲み頃を決めるのは、
先人でも、評論家でも、生産者でもありません。
ワインを口にする貴方です。