His Holiness the 14th Dalai Lama
「相手をやっつけてやろうという考えは時代遅れ。
21世紀は対話の世紀だ」
先日、ダライ・ラマ14世の講演会に行ってきました。
「今、世界中の人々は密接に関わりあって生きている。
そんな中で他人を攻撃するという事は、自分を攻撃するという事」
気さくで、包容力に満ちたダライ・ラマの言葉はいつもシンプル、そして深い。
「シンプルには複雑が含まれる」と言ったのはガブリエル・シャネルでしたが、
本質的に優れた考えや物は、きっとシンプルなのでしょう。
講演会は子供を連れて行ったので、集中して聴けない場面もありましたが、
その場で得心した言葉と、後ほど記憶を何度もなぞりながら頭に入ってきた言葉の数々は、
これから自分の中で一生かけて考えていくべき、重要な言葉になりました。
今回の講演のテーマは「世界を自由にするための方法」。
だれかの自由は、だれかの不自由。そんな中で世界は本当に自由になれるのか?
そう最後に質問した学生への答えが印象的。
「世界を自由にする鍵は想像力」
イマジン、かぁ。
今まさにジョン・レノンを聴いているであろう学生たちの心に響く、最良の答えではないでしょうか。
ダライ・ラマの説く「対話」とは、「平和」そのものなのかもしれない。
私達は「対話」する事でお互いを理解しあい、衝突を、助け合いにかえていく事ができる。
そう、21世紀は「平和」の世紀。
そうあるべき。