デミタス コスモス × 細見美術館
デミタスコスモス展に行ってきました
細見美術館は久しぶり。
随分前、「ノリタケ展」に行って以来でしょうか。
この器にはどんな珈琲がふさわしいかなぁ。
この器はどんなお客様にサーブしたら似合うだろう?
あぁ、これ欲しいなぁ。
なんて事を考えながら観ているとあっという間でした。
自分へのご褒美に高級ブランドの財布やカバンも悪くないですが、
こういったものを一つ手に入れるだけで、生活は本当の意味で豊かになる気がします。
きっと使っていれば、カップが教えてくれる事がいっぱいある。
ポンパドール夫人と縁のあるセーブルのカップを手にした乙女がいたら粋じゃないでしょうか。
あれっ、そう思うのは僕だけ?
正直デミタスコスモスと聞いた時、たいそうな名前を付けたな。
とおもっていたのですが、内容はピッタリ。
一つ一つのデミタスカップは、それ自体が一つの世界。
それらが無数に広がるこの展覧会は、まさにデミタスという名の宇宙。
「お店のカップをノリタケの7050番で統一しているくせに生意気ゆうな」、
とおもわれたらごめんなさい。
平日の午前中だけあって、来客の9割は本物志向のオーバーシックスティ。
いやー、皆さん優雅ですね。