Beethoven Piano sonata No.26
「告別」と聞くと何だか暗くて重い印象。
けれどもベートーヴェンのピアノ・ソナタNo.26 「告別」を初めて聞いた時は、
あれっ、爽やか。
と思うはず。
ベートーヴェン自身が標題を付けたとされる「告別」というタイトルは、
第2楽章の「不在」、第3楽章の「再会」と続きます。
友との爽やかな別れの第1楽章。
とってもさびしそうな第2楽章。
第3楽章で友と再会した時なんか、ベートーヴェンのテンションの上がり方がハンパないです。
「ベートーヴェンってかわいい人だなぁ」とおもえて、仲良くなれそうな気がするのは僕だけではないはず。
春は別れと出会いの季節。
ベートーヴェンの人間らしい一面が目に浮かぶこの曲は、これからの時期にピッタリではないでしょうか。
あ〜、僕は花粉症と告別したい〜。