spring symphony
先日“スプリング シンフォニー”という映画をDVDで観ました。
邦題は“哀愁のトロイメライ”ですが、原題の“スプリング シンフォニー”の方が
この映画にはしっくりくるのです。
始まりはパガニーニ役のギドン・クレーメルがカプリースのNO.17を演奏するシーン。
クレーメルはパガニーニの再来ではないかを思うほどのはまり役。
映画は、シューマンの交響曲NO.1「春」の初演をメンデルスゾーンが指揮するところがクライマックス。
シューマンとクララの未来を暗示させる終わり方で、
印象強く、観た後はしばらく余韻が続きました。
クララ・シューマンを取り上げた映画はいくつかありますが、
僕はこれが一番好きです。
Paganini Caprice n. 17, Gidon Kremer