2012-01-01から1年間の記事一覧

Amadeus

“アマデウス”といえばモーツァルト。 天才と凡人を描いた映画。 他の音楽映画に比べて、音楽・衣装・ストーリー、 全てにおいて、抜群の完成度。 撮影の多くを、プラハの町で撮影しているというだけあって、 古き良き中世の雰囲気を、美しく再現されています…

The Munch

想像を超える珈琲が飲める店“ミュンヒ”。 こちらのお店は珈琲の究極と呼べるものをいくつか体現されています。 松尾芭蕉の時代の古伊万里で、名物“スパルタン”をサーヴしてきた時には、 一瞬言ってる意味がわからず、目が点になりました。 一杯に50分かける…

がまぐち

「ジャズっていったいなんですか?」 「言わなきゃわからんないようじゃ、一生わからないよ。」 ルイ・アームストロングとインタビュアーのやりとり。 この言葉の意味を理解したければ、ジャズを聴くしかないですよね。 ルイ・アームストロングといえば、通…

猫とベートーヴェン その2

旅の途中で、ウィーン北の郊外にあるベートーヴェン・ガングに立ち寄りました。 そこにはベートーヴェンが交響曲No.6“田園”の着想を得た小川や、 ベートーヴェンが住んでいた部屋が今も残っています。 その部屋の中には音響装置があって、ヘッドフォンで彼の…

猫とベートーヴェン

このあいだの休日、いつもお世話になっているHiFi cafeさんへ。 流れていた“Ella and Louis”の深い歌声に酔いしれ、 フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの映画を想い起こしました。 本棚にあった“吾輩は猫である”を読みながら、珈琲とかぼちゃケー…

Pavane

「人は逢えば逢うほど好きになる。」 色彩の勉強をしていた頃に、教えていただいていた カラーリストの先生がおっしゃっていました。 (色は色でも色恋の話ですが。) ラヴェルの“亡き王女のためのパヴァ―ヌ”は、 彼が美術館で観た一枚の絵画に触発されて作曲…

All you need is love

料理の仕方は家庭ごとで千差万別。 珈琲も同様。 ペーパー? ネル? フレンチプレス? それともサイフォン? 様々な抽出方法は、それぞれに良さがあります。 自分が美味しいとおもう抽出方法が一番です。 (珈琲を飲む時は味だけでなく、演出も大事ですから。…

Beetoven Piano Concerto No.4

曲の始まりから感情が溢れ出て、そのままどっぷり浸かるような感覚。 きれいで、せつなくて、内面的。 そして幸福感が漂っている。 そんな音楽。 ピアノ協奏曲は5番が有名ですが、 この4番には、恋愛中だったベートーヴェンの感情がストレートに出ています…

吉田の節分祭

今年度下半期から、当店では電化品故障のオンパレード。 大晦日には珈琲を点てる上では必須のコーヒーミルまでが、 「パン。」と大きな音を立てて動かなくなる始末。 「これは厄払いをせねば」と吉田の節分祭に行ってきました。 お菓子の神様と飲食の神様に…

Coffee & Cream

珈琲とクリーム。 それは17世紀のこと。 ミルクティーを真似て珈琲にクリームを入れたのが最初だといわれています。 珈琲にクリームを入れる習慣は、思ったよりも歴史が浅い。 けれども、現在では半数以上のお客様が珈琲にクリームを入れています。 それだけ…

別れの曲

「恋をすると、人はさびしんぼうになる。」 大林監督の尾道三部作の一つ“さびしんぼう” 大林作品の中でも、特に好きな映画。 作中では、ショパンの「別れの曲」が効果的に使われています。 「別れの曲」といえば、ショパンの練習曲の一つですが、 その通称が…

お知らせ

まことに勝手ながら、 1月12日から19日までの間、当店はお休みを頂戴します。 1月20日からの皆様の御来店を心よりお待ちしています。 H. W. Ernst: The Last Rose Of Summer (Kristof Barati, 2002.) 良い一日を。

りんごんとう

一時期、頭から離れない音楽がありました。 NHKの“おかあさんといっしょ”で放映されていた“りんごんとう”という曲。 どこにあるのか誰も知らない、うわさのお菓子を想像する子供の唄。 「くち〜に 入〜れると た〜ちま〜ち リンゴ――ン 。」 「鐘が鳴り、ふく…

Sunrise

あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いします。 気がつけば、2012年。 いまだに年が明けた実感がわかないのは僕だけでしょうか。 ヴィオロンは元旦から営業しています。(閉店時間は少し早くなります。) 年明け最初にお店で流した曲はハ…