music

Wine Grocery 30th Anniversary

京都を代表するワイン専門店 ワイングロッサリー さんが今年で設立30周年。 そして4月から、まさきこさんが社長就任。 おめでとうございます。 先日、全日空ホテルで開かれた、ワイン業界に向けたお披露目会(?)には、 元スタッフという事で、僕のような若…

Cafe Violon 演奏会

先日の日曜日は、Cafe Violon 演奏会。 お越しいただいたお客様。 演奏会にご協力いただいた皆様。 演奏していただいた H2O string Quartet の皆さん。 どうもありがとうございました。 個人的には、モーツァルトの“ディベルティメント 第1番”が素晴らし…

演奏会のお知らせ

Cafe Violon 演奏会のお知らせです。 H2O String Quartet 曲目 ・モーツァルト/ ディベルティメント 1番 全楽章 ・ハイドン/ひばり 第1楽章 ・ラフマニノフ/ヴォカリーズ 他 6月3日(日) 15時開演 14時30分開場予定 (当日は準備の為、14時…

Goldberg Variationen & Glenn Gould 2

“演奏は恋愛である。” ある時から演奏会をしなくなったグレン・グールド。 彼の鼻歌混じりのデートが聴けるのが “ゴールドベルク変奏曲 1981” 前作から26年。 若き日の録音は、若き日だったからこその名演奏で、 こちらは晩年だからこその名演奏。 眠れぬ夜…

Goldberg Variationen & Glenn Gould

学生時代、軽音楽部だった友人が、 「クラシックは聴かないけれど、このアルバムは好き」と言っていた。 “ゴールドベルク変奏曲 1955” 弾き手は若き日のグレン・グールド。 それまでのバッハ演奏としては考えられない、大胆な解釈。 スピーディで、駆け抜け…

Amadeus その4

“アマデウス”といえば、モーツァルトが主人公のようで、 実は語り手 サリエリ の回想物語。 なぜ多くの人が、この映画に魅かれるのか。 それは主人公 サリエリ に共感するからではないでしょうか。 天才に出逢う。 そんな体験をするといかに自分が平凡な人間…

Amadeus その3

“ルートウィヒ・B” 手塚治虫さんが映画“アマデウス”を観て、 そのインスピレーションから描いた漫画。 主人公は ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。 残念ながら未完で終わっていますが、2巻まで出ています。 素晴らしい表現力で、音楽を視覚的に描いて…

Amadeus その2

以前に働いていた会社でお世話になった方のお話。 昔、当時6歳だったお子さん達と、一緒に 映画“アマデウス”を観ていたそう。 とても感受性の強いお子さんで、観終わった時には涙を流していたそうです。 アマ = 愛 デウス = 神(ゼウス?) アマデウス = …

Amadeus

“アマデウス”といえばモーツァルト。 天才と凡人を描いた映画。 他の音楽映画に比べて、音楽・衣装・ストーリー、 全てにおいて、抜群の完成度。 撮影の多くを、プラハの町で撮影しているというだけあって、 古き良き中世の雰囲気を、美しく再現されています…

がまぐち

「ジャズっていったいなんですか?」 「言わなきゃわからんないようじゃ、一生わからないよ。」 ルイ・アームストロングとインタビュアーのやりとり。 この言葉の意味を理解したければ、ジャズを聴くしかないですよね。 ルイ・アームストロングといえば、通…

猫とベートーヴェン その2

旅の途中で、ウィーン北の郊外にあるベートーヴェン・ガングに立ち寄りました。 そこにはベートーヴェンが交響曲No.6“田園”の着想を得た小川や、 ベートーヴェンが住んでいた部屋が今も残っています。 その部屋の中には音響装置があって、ヘッドフォンで彼の…

猫とベートーヴェン

このあいだの休日、いつもお世話になっているHiFi cafeさんへ。 流れていた“Ella and Louis”の深い歌声に酔いしれ、 フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの映画を想い起こしました。 本棚にあった“吾輩は猫である”を読みながら、珈琲とかぼちゃケー…

Pavane

「人は逢えば逢うほど好きになる。」 色彩の勉強をしていた頃に、教えていただいていた カラーリストの先生がおっしゃっていました。 (色は色でも色恋の話ですが。) ラヴェルの“亡き王女のためのパヴァ―ヌ”は、 彼が美術館で観た一枚の絵画に触発されて作曲…

All you need is love

料理の仕方は家庭ごとで千差万別。 珈琲も同様。 ペーパー? ネル? フレンチプレス? それともサイフォン? 様々な抽出方法は、それぞれに良さがあります。 自分が美味しいとおもう抽出方法が一番です。 (珈琲を飲む時は味だけでなく、演出も大事ですから。…

Beetoven Piano Concerto No.4

曲の始まりから感情が溢れ出て、そのままどっぷり浸かるような感覚。 きれいで、せつなくて、内面的。 そして幸福感が漂っている。 そんな音楽。 ピアノ協奏曲は5番が有名ですが、 この4番には、恋愛中だったベートーヴェンの感情がストレートに出ています…

Coffee & Cream

珈琲とクリーム。 それは17世紀のこと。 ミルクティーを真似て珈琲にクリームを入れたのが最初だといわれています。 珈琲にクリームを入れる習慣は、思ったよりも歴史が浅い。 けれども、現在では半数以上のお客様が珈琲にクリームを入れています。 それだけ…

別れの曲

「恋をすると、人はさびしんぼうになる。」 大林監督の尾道三部作の一つ“さびしんぼう” 大林作品の中でも、特に好きな映画。 作中では、ショパンの「別れの曲」が効果的に使われています。 「別れの曲」といえば、ショパンの練習曲の一つですが、 その通称が…

お知らせ

まことに勝手ながら、 1月12日から19日までの間、当店はお休みを頂戴します。 1月20日からの皆様の御来店を心よりお待ちしています。 H. W. Ernst: The Last Rose Of Summer (Kristof Barati, 2002.) 良い一日を。

りんごんとう

一時期、頭から離れない音楽がありました。 NHKの“おかあさんといっしょ”で放映されていた“りんごんとう”という曲。 どこにあるのか誰も知らない、うわさのお菓子を想像する子供の唄。 「くち〜に 入〜れると た〜ちま〜ち リンゴ――ン 。」 「鐘が鳴り、ふく…

Sunrise

あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いします。 気がつけば、2012年。 いまだに年が明けた実感がわかないのは僕だけでしょうか。 ヴィオロンは元旦から営業しています。(閉店時間は少し早くなります。) 年明け最初にお店で流した曲はハ…

音楽と風景

帰宅ラッシュの時間。 以前に電車の車内で、人々の負のオーラに圧倒された事があります。 電車の中、蛍光灯の光は人々の一日の緊張と、疲れを暴き出すようでした。 蛍光灯の光は明るいのだけど、何だかどんよりと暗い。 「何だろ、こんな時間に乗るんじゃな…

愛の夢

夕方の散歩中、通りがかりの家からピアノの音が漏れていました。 躓き、間違えては、弾きなおす。 夕暮れ時の、何だか幸せなサウンドスケープ。 つい立ち止まって聴き入ってしまいました。 曲は フランツ・リストの“愛の夢” この曲を聴くと、舞踏家 大野一雄…

Leroy & Bach

“ワインの事が知りたければ、香りに聴きなさい” 天才テイスター マダム・ルロワ の言葉。 僕が珈琲を点てる時、いつも心にある言葉。 この言葉は珈琲にも当てはまると考えています。 マダム・ルロワが雑誌のインタビューで、好きな音楽に “バッハの無伴奏ヴ…

皆既月食

今夜は月食。 常連のお客様に教えてもらうまで知りませんでした。 (ニュースはきちんとチェックしなければ。) そんなわけで、久しぶりに夜空を見上げました。 月を見上げていると、 どうして僕たちは月に魅かれるのか。 なんて事を真剣に考えていた思春期を…

Beethoven frieze

クリムトの“ベートーベン フリース” ベートーベンの交響曲NO.9をモチーフに描かれた壁画。 もう随分前の事。 兵庫の美術館に“ベートーベン フリース”が来た事がありました。 目近に観る“ベートーベン フリース”と、会場に流れる第9の第4楽章。 そのスケール…

Gogh その3

「こんな夢を見た。」 黒澤明監督の晩年の作品“夢” その中にひとつ。 ゴッホに逢う夢。 作品鑑賞中に、作品の中に入りこみ、 耳を切り落としたばかりのゴッホに出逢い、話をする夢。 バックではショパンの“雨だれ”が流れています。 きっと、この夢の空気感を…

食譜

随分前の事。 NHKの爆笑問題の番組で“食譜”の研究に スポットをあてた回がありました。 プロならば、ワインや珈琲のテイスティングで得た味の構成や、 口の中での膨らみ方を、紙面におこす事はあります。 しかし同じワインや珈琲をテイスティングしていても…

sagan

「人は偶然を神と呼ぶ。」 十代の頃読んだ “悲しみよ こんにちは” その中の一小節。 小説の内容ははっきりと覚えていませんが、 この言葉だけは、今も心の中に残っています。 サガンを読む時は、やっぱりブラームスが聴きたいですね。 特にヴァイオリン協奏…

私たちの望むものは。

夏の終わりに帰郷した際、親戚の家に遊びに行きました。 「もうプレイヤーがなくて聴けないから。。。」 と叔父さんにもらったレコード。 ビートルズのホワイトアルバムから、ラヴェルのボレロまで ほとんど処分した後のようですが、 残っていたレコードだけ…

IQ & Mozart

モーツァルトの2台のピアノのためのソナタ。 この曲を聴くと、IQが上がるとか、記憶力が上がるとか、空間認識力が上がるとか。 色々いわれていて何だかよくわかりませんが、とりあえず頭に良いようです。 この事が1990年代の総合学術雑誌 Nature で発表され…